肥厚性幽門狭窄症で8ヶ月まで首がすわらなかった息子。今はすっかり元気に。以来、育児と趣味と節約を兼ねたものづくりの日々。元気いっぱいの息子と作ったいろんなものをご紹介!また、息子の病気の話や乳頭混乱克服の軌跡、育児ノウハウも発信中。
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今回は、作品紹介はお休みして、小児科での話を書きたいと思います。
よろしくおつきあいください。
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M先生の診察室へ入り、
私はSさんからすすめられて来たということを話した。

M先生は
「ああ、Sさんね。彼女、元気ですか?」と言った。
そして息子の診察をし、
「たしかにやせてるね。ちょっと、授乳をしてみてください。
 どのくらい飲めてるか、はかってみましょう」
M先生にそう言われ、まず息子の体重をはかり、
それから15分ほど授乳をした。
そして再び息子の体重をはかると、10g減っていた。
看護師さんたちはみな驚いていた。

そのことを聞いて、M先生は授乳をしているところをみせてほしいと言った。
私が授乳をしようと息子に乳首をくわえさせると、
息子は反り返っていやがった。

その様子を見て、M先生は言った。
ニップルコンフュージョンって、聞いたことある?」
「ニップルコンフュージョン?なんでしょうか?」
乳頭混乱おっぱい嫌いともいうんだけれど、
 生後3ヶ月くらいのときにおこしやすい。
 おっぱいを嫌がり、哺乳瓶を好むようになるんだ」
「じゃあ、もうおっぱいはダメなんでしょうか?
 飲んでもらえないんでしょうか?」
私がそう言うと、先生は力強く言った。
「いや、そんなことはない。ダメじゃない。方法はある。
 ちょっとお母さんは大変になるかもしれないけど、やりますか?」
「はい。やります。どうすればいいのか、教えてください。」

「よし。じゃあ、作戦会議だ。
 まず、そうだな。哺乳瓶をやめてみよう
 これからは、カップでミルクを飲ませるようにして。
 相当こぼすだろうし、相当イヤがるかもしれない。やれる?」
「はい。でも、こぼすんだったら、ミルクの量がわからないんじゃ?」 
「タオルを用意しておいて、こぼしたミルクをそれでふき取り、重さをはかる。
 あとからタオルの重さをひけば、こぼしたミルクの量がだいたいわかる」
「なるほど。わかりました。やってみます」
「最初は哺乳瓶がいいと泣いて大変だと思うけど、
 3日もすれば赤ちゃんは哺乳瓶を忘れる。頑張って」
「はい」

「それから、こんなやり方があるんだけど・・・」
そう言って、M先生は机の上のパソコンを私に見せた。
そこには外国の女性が上半身裸でイスに座っていて、
胸のところに生後間もない感じの赤ちゃんが顔をうずめていた。
おっぱいさがしっていうんだけどね、お母さんが上半身裸になってイスに座る。
 そして肩のところに赤ちゃんの顔をのせるようにして抱く。
 すると、赤ちゃんが自分からお母さんのおっぱいをさがして
 ずるずると降りて行き、乳首に吸いつくんだ」
「自分から?こんなに小さいときに?」
「そう。赤ちゃんの本能なんだ。すごいでしょう」
「はい」
「おっぱいおっぱいってそればっかりになると、赤ちゃんはますますイヤがる。
 一日一度、お風呂上がりのときだけでもいい。
 飲んでもらえなくていいから、
 スキンシップのつもりでおっぱいさがしをしてみない?」
先生にそう言われた私は迷わず、答えた。
「はい!」

「とりあえずはその二つをやってみよう。
 大変だと思うけど、また1週間後、来れる?」
「はい、来ます」
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病院に行った日の夜、初めておっぱい探しをやってみたときは感動でした。

上半身裸で息子を抱っこしてみると、M先生が言っていた通り、
息子が自分から乳首に吸いつき、おっぱいを飲み始めたのです。
しかも、右・左とも、20分ずつ、掃除機のような力強さで吸い続け、
満足したのか自分から「すぽん!」という感じで口をはなしました。

息子はどうも、おっぱいを引っ張るようにして飲みたい子だったようです。
おっぱい探しでの授乳のときは、私の身体を両手で押し出し、
頭は目いっぱい後ろにひいて吸っていました。
当然、おっぱいは伸びたようになっていましたが、痛みは全くなく、
わが子に命を吸い取られているような感覚がとても心地よく感じられました。
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