肥厚性幽門狭窄症で8ヶ月まで首がすわらなかった息子。今はすっかり元気に。以来、育児と趣味と節約を兼ねたものづくりの日々。元気いっぱいの息子と作ったいろんなものをご紹介!また、息子の病気の話や乳頭混乱克服の軌跡、育児ノウハウも発信中。
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今回は、作品紹介はお休みして、
母乳相談室の話を書きたいと思います。
よろしくおつきあいください。
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岩と化した胸は、痛いなどというものではなかった。
腕を少し動かしただけで、
激痛でうめき声をあげそうになる。
しかし、息子にはおっぱい・ミルクを
与えなければならない。
この世のものとは思えぬ痛みに耐えに耐えた。
そして9時になるのを待ち、
市の保健センターに問い合わせの電話を入れた。
すると。

「2、3日、ミルクを足さなくても
 赤ちゃんは大丈夫なものです。
 今日だけでもミルクはやめて、
 とにかくおっぱいをのんでもらってください。
 熱が出たりしたら、すぐ病院へ。
 乳腺炎になったら大変ですから」
と言われた。

そして、母乳相談室へも電話を入れた。
病院から渡されていた用紙には何件か書かれていたが、
この春でやめてしまったとか、予約がいるとか、
そんな感じで、みてもらえるのは
1週間以上先になるという返答ばかり。
最後にあたったSさんが、金曜日に対応できるという。
『4日も後・・・
 でも、一番はやくに診てもらえるのがこの人・・・』
迷った末、私は予約を入れることにした。

おっぱいが岩となった8月6日、
朝7時30分にミルクを50cc足した後、
保健センターのアドバイス通りにミルクを絶ち、
ひたすらおっぱいをし続けた。
泣きわめく息子と痛み続ける胸。
必死に耐えたその甲斐あって、
なんだかひどくボコボコな状態ではあったが、
少しおっぱいがほぐれてきた。
そして痛みもやわらいできた。

夜中0時30分、約17時間ぶりにミルクを70㏄与え、
添え乳を中心に、授乳をくり返して朝を迎えた。
翌朝、幸いなことにおっぱいは岩ではなかった。
でも、石ころがゴロゴロ詰まっているような感じがした。

ミルクを絶った8月6日の夜、体重は3740g。
案の定、減ってしまっていたので、
翌日8月7日は授乳2回につき、ミルクを一回70g。
一日合計280g足した。

8月8日は授乳2回につき、ミルクを一回60g。
一日合計310g足した。

8月9日は授乳のたびに30g。
ただし、ミルクの前だけでなく、
後にもおっぱいをすることにした。
その日、息子の体重は3760gだった。

そして8月10日、私は初めての母乳相談室に向かった。
ミルクとお湯と布おむつとおむつカバーの替えと
着替えを入れたカバンは、
旅行にでも行きそうな大きさだった。
母乳相談室のSさんは、息子を抱っこしたうえに、
大きなカバンを抱える私をみて、
「すごい荷物ですねえ」
と驚いた様子だった。

私はSさんに、出産直後からのことを大まかに話した。
一ヶ月健診のこと、経過報告の電話のこと、
新生児家庭訪問のこと、
うんちが最後にでたのは8月5日だということ。
そして、息子と並ぶ形でベッドで仰向けになり、
はじめての桶谷式乳房管理法による手技を受けた。

Sさんはまず、お湯でぬらしたタオルを私の胸に当てた。
それから、私の胸を前後左右に、
身体全体で、という言い回しがしっくりするような力強さで
動かし始めた。
不思議なことにまったく痛くなかった
痛くないどころか、非常に心地良かった。
温泉に入っているときのような心地よさである。
そしてSさんは、溜まりに溜まった母乳を
天井に向けてピューピューと飛ばし始めた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
このときをはじめとして、
私のおっぱいは何度か岩のようになりました。

おっぱいが岩のようになるのは本当につらかったです。
でも、周囲の人(身内を含む)が
泣いてる息子、指をしゃぶる息子を見て、
「おなかすかせてるんじゃないか。
 かわいそうだから、ケチらずミルクあげたらどうだ」
と言ってくるのはもっとつらかったです。

こっちは病院の指示通りにミルクを与えている。
おっぱいがロクに飲んでもらえなくなって、
しこりもできた。
おっぱいが岩となる激痛にも耐えて頑張っている。
なのになぜそんなことをいうのか。
おっぱいをやめて完全ミルクになれと言いたいのか。

そもそも産後の入院中、病院の看護士さんから、
私のおっぱいはとてもよいと言われていました。
すごくいいおっぱいだから、
自信を持って、完全母乳目指して頑張ってと
応援されていたのです。

自然分娩で息子を産むことができなかった私にとって、
それはとても嬉しいことでした。
自然界にあるものとして、
野性動物として、
おそらくはメスとして、
それはとても誇らしいことだったのです


その母乳育児をあきらめるなんて、どうしてもイヤでした。
もともとおっぱいが出ないということなら
仕方がありません。
でも、母子手帳に書かれた「乳房の状態」は
「授乳に適す」となっているのです。

ここで周りに流されてミルクにいってたまるか!

私はそんな強い気持ちで母乳相談室に向かったのです。
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コメント
この記事へのコメント
乳腺のトラブルはつらいですよね。私も何度も岩のようになりましたし、一度は完全に乳腺炎になって39度の熱を出し、緑っぽい母乳が出た覚えがあります。
周囲は本当に好き勝手言いますねえ……分娩方法や授乳がどんなであれ、目の前のお母さんが身ごもってこの世に生み出し、育ててるんだ、ってのを忘れてるんだろうな。私も気をつけないとと自戒しています。
2010/05/27(木) 01:01 | URL | 琴美 #-[ 編集]
本当につらいですよね。
いずれ書くつもりですが、
私は乳首から黒いとげのようなものが出てきたり、
乳首とその周りにデキモノのようなものができたりもしました。
でも逆にいえば、母乳の出るしくみがそれだけよくできてるってことですよね。
それにつけても自然の仕組みってすごいですよね。
2010/05/27(木) 09:55 | URL | みちこ #-[ 編集]
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